四月一日ということで……
(ライター名:須佐ソウシ)
初めまして!
「ファンディスクでクラスメイトのヒロイン√を追加するな学園」2年の須佐です。
いや、あのね。
エロゲとかギャルゲやる人だったら好きなキャラの特徴とかある人も多いと思うんですけど、自分の場合は”同学年で主人公と元々仲のいいヒロイン”が好きなんすよ。
他の属性のヒロインが好きになることももちろんありますが、同学年ヒロインは、
対等な距離感
とか、
親密になるにつれての周囲の変化
とかが描かれることが多くて、そこが特に好きなんだと思います。
実際の学生時代でも、色恋沙汰は同学年のネタを見聞きすることが多いでしょうし、”現実にありそう感”が好きポイントです。
さて、オタクの自分語りはそのへんにしておいて。
この記事の投稿日は四月一日。
そう。
(エイプリルフール) ワタヌキ
ですよね!
(”四月一日”は難読名字で”ワタヌキ”って読みます)
ということで、ワガママハイスペックというエロゲの四月一日 奏恋√の感想記事を書いていこうと思います。
※この記事にはワガママハイスペック本編のネタバレが含まれていることをご了承ください。
※本記事中の画像の著作権は全てまどそふとに帰属します。
それでは感想を書いていく前に、まずはゲームとキャラの概要を紹介しておきます。
■ゲームについて
ワガママハイスペック←公式へのリンク(※リンク先R-18)
『ワガママハイスペック』は2016年4月28日に まどそふと から発売された18禁ゲーム(以降エロゲ)で、公式によるあらすじは以下の通り
こんな感じで、漫画原作者の主人公がひょんなことから生徒会長かつ原画担当のヒロインから生徒会に誘われて、その先でヒロインと親密になっていくという、キャラゲーに分類される作品です。
タイトルの”ハイスペック”は文字通りヒロインの能力を、”ワガママ”の部分は主にヒロインと恋人になってからいろいろと要求されるところから来ています。
さて、このあらすじの画像を見てお気づきの方もいるかと思いますが……。
そうです。先述した四月一日 奏恋というヒロインは本作では
サブヒロインで攻略対象外
です。
じゃあなんで奏恋√の感想を書けるのかというと、ファンディスクの『ワガママハイスペックOC』で√が追加されたから、というわけです。
なので正確には、
ワガハイにおいてのサブヒロイン奏恋とワガハイOCにおいての昇格ヒロイン奏恋√
について、ゆるーく感想を書いていく記事ということになります。
■四月一日 奏恋について
今回紹介したい奏恋はこんな感じのヒロインです。
ファンディスクじゃない方のキャラ紹介ですが、
この ビジュアルと 属性で 攻略対象じゃない!
それでいて、主人公と1年の時から同じクラス、それなりに仲が良いとまできて、
さすがにゲーム序盤から「マジか……」と思いつつプレーしていました。
(そりゃあファンディスクでクラスメイト以下略も名乗りますわ)
このゲームをプレーし始めたのが2022年に入ってからということもあり、すでにファンディスクのワガハイOCが発売されてはいました。
ということで、1作目をプレーしてみておもしろかったらOCのほうも買って奏恋√をやろうと決心しました。
■1作目『ワガママハイスペック』の感想
こちらは奏恋√が無いためざっくりとして感想になります。
まずこのゲームをやろうと思った経緯について少し話そうと思います。
これが少し特殊でして、偶然耳にしたED曲の『放課後アメージンッKiss』がめちゃくちゃエロゲのED曲として王道でいいなと思い、「シナリオが終わってこの曲がかかるのを聴きたい」と思ったためプレーすることにしました。
(ちなみに数年前に買うだけ買って積んでいました。すいません)
さて本編の感想です。
基本的に話の舞台になるのが日中の教室、授業後の生徒会室、帰宅後の自宅の3か所。
教室では主人公とクラスメイトの男子2人、そして奏恋の4人での会話が多めになっています。
こんな感じで距離が近い感じの同級生、すごくいいと思います。
本作で攻略対象じゃないのは、人数の都合とか生徒会メンバーじゃないからとかいろいろと理由があるのでしょう。
(ぶっちゃけるとファンディスク出すためにわざとサブヒロインにしている感もあると思います)
個別ルートはアーシェ→未尋の順で攻略しました。
(会長と妹はまた今度やっておきます)
ここでは奏恋の登場機会が多かった、アーシェ√について抜粋しようと思います。
アーシェ√では、奏恋が演劇部の副部長として
”生徒会に演劇コンクールの脚本を書ける人を探してほしい”
という相談を持ち掛けてきます。
そこで、文章の書ける主人公が脚本を書き、アーシェが劇の曲を書くということになります。
その後は、
・部長がケガで舞台に立てない
↓
・台本が頭に入っているアーシェが代役を務める
↓
・なんとか成功
という流れで、この過程で主人公と共同作業して親密になっていきます。
奏恋は二人の仲を取り持つポジションでそれなりに登場していました。
その後の話は、恋人関係になった二人、作曲家としてヨーロッパに留学するアーシェの話、そしてエンディングという感じです。
おそらく作品全体でもアーシェ√の質が一番良く、ラストでのタイトル回収など、ライターの筆も乗っているなと感じました。
シナリオの展開はありきたりですが、つまらないわけでもなく、キャラゲーとして重要なキャラ感が出ていました。
そのため、公式サイトや体験版で好きなキャラを見つけた人にはおススメできる作品だと思います。
余談ですが、演劇コンクールでは『銀河鉄道の夜』が題材となっていました。
演劇で銀河鉄道の夜と聞くと、※あの作品 が頭をよぎって来るのでプレーしていて辛い部分がありましたね、はい。
筆者は「ダメです」って素でツッコミました。
あの作品(※リンク先R-18ゲーム)
■2作目『ワガママハイスペックOC』の感想
お 待 た せ !
というわけで、待ちに待ったワガハイOCの奏恋√の感想です!!
まずは記念に?ヒロイン昇格した公式のキャラ紹介です。
感慨深いですね。
それでは内容について。
本作には共通パートが無く、ゲーム開始を押すとキャラ選択画面で始まります。
ありがたいことにあらすじが書いてあるので画像を参照で割愛。
大まかな流れとしては、
・欠席した奏恋に先生から用事を預かって主人公が家に行く
↓
・二人の妹たちとも仲良くなり、奏恋とも親密になっていく
↓
・幼稚園の人形劇を主人公、奏恋、クラスメイトの男子2人の計4人で準備する
↓
・人形劇のシナリオに合わせて告白
↓
・演劇コンクール
という流れです。
ここでの魅力は、
主人公、奏恋。クラスメイトの男子2人がメインで関係が発展していくところ。
他の√ではサブキャラとして関わっていた存在が活躍するし、内輪での変化が描かれていてよかったです。
この辺りは等身大の学園モノとなっているので、現実世界の学生時代でも想像できる感じになっています。そういうのが好きです。
その他のポイントとしては、奏恋の妹2人がませていてギャグ要素になっているところがあげられると思います。
友人同士でカップルできると、こういうサポートもエモくていいですよねー。
ちなみにシナリオ自体については可もなく不可もなくという感じだったんですけど、とにかくキャラが好きだったので問題なく楽しめました。
他にもう一個気になったことがあって、それは
1作目と同じ時系列の演劇コンクールはどうやってシナリオを書くのか?
ということです。
蓋を開けてみれば
”主人公が奏恋と恋人になっている”
という関係の変化から、
”元々の脚本家がシナリオを間に合うようにする”
という感じに変わっていました。
そのため、主人公が演劇に関わることがアーシェ√ほど直接的ではなく、少しもったいないところではあるなと感じました。
(欲を言えば、1作目の演劇の話を奏恋√に、アーシェ√は演劇コンクールではない作曲のシナリオになっていると良いと思いました。まあ、ここはファンディスクの弊害ですかねぇ)
プレーしてみて改めて思ったのは、奏恋めっちゃ好きです。
感想は以上です。
初めて感想ブログを書いたので読みにくかったらすいませんでした。
P.S.
公式でエイプリルフールにやってた『ワタヌキハイスペック』は当時このゲームを触れていなかったので未履修です。
いや、当時触れていたらさすがにゲーム本編で攻略対象じゃないことにキレ散らかしていたハズだし、それはそれでいいか()